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help リーダーに追加 RSS 明確な目標を設定するのは難しい

<<   作成日時 : 2006/11/04 23:54   >>

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受験の話の続きです。
大学入試辺りまでは、たかが高校生の知ってる世界での選択肢、
目標設定の話ですが、大学に入ってからは目標そのものがあいまい
であることに気づかされます。その辺りを少し・・・

広大の先生と話をしたときに、ショックだったことがひとつ。
私は大学で何を勉強したかったかと言うと、「環境問題」について
しかも「森林」についていろいろ教えてもらいたかった

そう。それまで、学校と言うところは、先生が生徒にいろんなことを
教えてくれるところだった。その視点から興味があった「環境問題」
について大学で教えてもらえると思っていたんですな。

私が広大の先生のところに行った時に自分が持っていたキーワードは
たった二つ。「環境問題」と「森林」保全と保護の違いもその頃はまだ
分かってなかったと思う。

広大の先生に、「君は何を学びたいのか、将来どういう仕事をしたいのか」
と問われた時に、答えられたことは、先生からしてみれば、漠然とした
あいまいなものでしかなかったんでしょう。
今思うと自分でも「オイオイ・・・勉強して来いよ」って思う。でも、田舎の
情報に乏しい高校生には、それはなかなか難しかった。

今はインターネットがあって、Amazonなんかを利用すれば、様々な
情報を手元に引き寄せることができるけど、田舎の本屋には私の欲しい
情報を提供してくれるような書籍は置いてなかったし、図書館は情報が
古かったり、そもそも「公害問題」についての方が「環境問題」よりも
情報が多かった。

先生からの問いで「森林の何を勉強したいのかね」といわれた時には
軽いパニックに陥ってしまった。
「森林の何って、そんなにいろいろあるのか?」ってね!
大学と言う場所を知ってからは、そりゃ大事な質問だと思った。
だって講座は細かく分かれていて、どこかにテーマを絞って「研究」
することになるから・・・。

環境問題には様々な分野があって、その中に森林問題というところで
私の頭はストップしていたんだけど、森林を取り巻く問題はそれはそれで
本当に多岐にわたる。

国際的な木材の取引、林業資源の消費、土地利用、土地開発、砂防、
木材の利用、構造物と生態系保全、森林機能の評価、森林保全、
生物多様性、動物達の住処としての森林、森林土壌、森林と文化、
山岳信仰、いろいろ・・・

漠然としていても、あまり細かく一つを追求するような理学部よりも
応用として人間との絡みが出てくる農学部で学びたいと思えたのは、
先生の問いから、自分の目標がもう一段階鮮明になったから。

環境問題は自然と人間とのバランスの問題だと思ったから、人間を
抜きには考えたくなかった。

それと同時に、たくさんの学部がある大学の方が、いろんな分野の
人たちと交流する機会があるんじゃないかと思って、単科大学より
総合大学を選択することが大事だった。

どこにいようと、とにかく問題を取り巻く関係を知ることから始めなきゃ
いけなかったので、漠然としていたわりに、いい選択だったと思う。

あ、ちなみに、なぜ鹿児島だったかと言うと、寒いところが苦手だった
ので、温かい地方の大学を調べて、高知大と鹿児島大が浮上して・・・
最終的には、高校時代吹奏楽部でフルート吹きだった私が九州大会に
出場した時の会場が鹿児島だったから。なんとも適当(汗)

広大受験に失敗して、鹿児島大学の農学部に入学。
ココで待ち受けていた最初の混乱は、旧林学科が編成で、生物生産
学科と生物環境学科の二つに分割されていて、いまいちどう違うのか
わからなかった私は、単純に「環境」が含まれていた学科を選んだ。

と・こ・ろ・が!!

入学式後のオリエンテーションで学部・学科の説明を聞いていると、
森林の機能とか生産環境そのものについて学べるのは、もうひとつの
学科だった!! いきなり転科ってできるのか!?

入学式の次の日にさっそく学生係の窓口に相談に行った私もどうかと
思うけど、そういう人が何人かいたのだった。わかんないって、高校生
には・・・

結局、大学1年の教養課程が終了するときまでに決めれば大丈夫って
ことで、好き勝手に勉強して、相変わらず外国語は赤点ギリギリもしくは
赤点追試という状況のままで、学生生活を満喫しておりました。

生物環境学科では「砂防」と「木質資源」の二講座しかなくて、この二つ
から選ばなきゃいけなかったら、どう考えても選択するなら「砂防」。

ちょうど水害によって文化財である石橋が取り壊される計画が浮上してて、
その保全運動に関わっていたこともあって、構造物を作るための正当な
理由を学問を通して知りたくなったことと、それを知った上で、どう自然
環境からの脅威を減らし、文化財や守りたい自然を残していくかについて
考えたくなっていたんだな・・・。

森林水文・砂防学研究室に所属させてもらえるようになって以来、私の
研究テーマはこの「災害」を考えずにはいられなくなってしまったくらい
影響のある選択だった。 そのときはちっとも思ってなかったけどね!

明確な目標を立てるには、視野を広げ、選択肢を広げ、全体の中での
自分の立ち位置を確認して方向性を探る必要があるなぁと、この自分の
過去の選択を振り返ってみて思う。

自分の世界が狭いと、目標はあいまいで、手に掴むには霞のようで・・・
でも逆に言うと、自分の思うことに忠実にその瞬間瞬間、ひとつひとつ
選択していくことで世界は広がり、次の選択肢が見えてきて、目標は
より鮮明になっていく。

目標を見続けよう、かかげ続けようとする熱い気持ちと、ちっちゃな行動
があれば、それでたどりつけるもんだな。遅いか早いかは関係ないのかも
しれない。

鹿児島大学を卒業して、あの!念願の広島大学の先生の下で結局
大学院生として2年を過ごし、鹿児島大学時代にはまぁ夢物語と
思っていた国土地理院に、なぜか仕事をしに3年弱通い、やっぱり
最後は鹿児島と思っていた通り、鹿児島で人生のパートナーを見つけ、
今こうしてここにいます。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
おひさしぶり〜
かじゅちゃんも オリエンテーションの後に...だったんだね。
実は私も オリエンテーション後 すぐ 担任の先生の所へ行ったの。
で さっそく転科の相談。
その時の担任は なにせ ウチの学科を作った教授。
転科を勧めるわけがなく。
(と 今ならわかる。)
「広い視野を持って」という その教授の言葉に
若かった私は 納得し 4年間を ソコで過ごしたのでした。

マークシートのクロヌリの運がよくて
大学は現役合格しちゃったんだけど。

国立は受験にたくさんの教科がいるから無理という
理由で 3教科で受けられる私立のみの受験。
高校時代 3年間 みっちり部活生活。
いくら 高校1年の時に進路を決めていたとはいえ
浪人して 悩む時期があっても
よかったんじゃないかと 今は思っているよ。。。
ゆり
2006/11/06 00:19
懐かしい話だけど、最近進学校の履修単位不足のニュース
なんかが気になって気になって・・・。
ゆりさん久しぶりやねぇ。またゆっくり話したいところです。

あとになってしかわかならいけど、どんな道を選んでも
得るものはあった!だからきっとこの先も、どんな道に迷い
込んでも得るものはある!!そう確信できるから、安心して
冒険できる私なのでした。

現役高校生達にも、多少大人たちに振り回されたって、自分の
進む道は自分の手で掴んで欲しいな・・・遠回りでもいいからさ!
かじゅ
2006/11/06 22:51

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